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私が生まれた時、母の兄弟であるニ人の叔父たちは、戦争という大きい波に飲み込まれ死んでしまったので全く知りません。
祖父にとって大切な跡取りの男の子がいなくなったのです。
そして 次女である私の母が見合い結婚。 私が長男として生まれました。 祖父は内孫で男の子が生まれ「これで店の跡取りができた!」と大喜びしたそうです。
三人の叔母たちは、この時よりずーっと十数年に渡り、私の顔を見るたびに、効果が有るのか無いのか分からない魔法のような呪文を私にかけるのです。
「敏男が店を継ぐんだからね」と。
長男が家業を継ぐのが当たり前で、「長男でないと駄目」という考えの時代だったのです。
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