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私の仕事へのこだわりとして、常に私らしさを出していけたらと思っています。
以前OLをやめた時、教えていただいた先生は福田喜重先生とおっしゃって、現在では人間国宝になられていらっしゃる方ですが、このような偉大な先生に教えていただけたことによって、それまでの私の刺繍に対する見方、考え方がずいぶんかわり、現在まで仕事として刺繍を続けられる基盤を作っていただけたように思います。
より 良い作品を創る為には自らの感性をみがく努力を怠ってはならないので、色の勉強をしたり、古典や絵を学んだり、学ぶ事にきりがありません。
また作品を創るうえで特に大切にしている事は、絹糸のもつ優美で繊細な色合いを生 かすことです。無数の色の中から作品に最もふさわしいものを選び出し微妙な色遣い
で表現していきます。特に、私は色遣い、構図にこだわってこれからも自分を表現して いきたいと思っています。
現在は、着物を着る人が大変少なくなり、また手間のかかる刺繍はどうしても値段が 高くなってしまうので、ほとんどが中国や韓国で施され、日本製の日本刺繍はますます
少なくなってきているのが現状です。最初にも述べた様に実際に日本刺繍を見たこと のある人は少ないと思います。
着物だけでなく、この刺繍をどの様な物にいかしていけ ば良いかを常に考えながら少しでも身近に感じてもらえる様努力していきたいと思っ
ています。
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