みなさんは鍛冶屋という職人の仕事を知っていますか?
私達の身のまわりには、包丁やハサミ、彫刻刀、ノコギリ、カマ、カンナ、農家で使われるクワやスキなどいろいろな刃物や道具があります。また昔からある刀(かたな)もそうです。これらは、鍛冶屋の職人さん達が、昔から受け継がれた技術によって作られたものです。
火床(ほど)というところで、コークスという燃料をたくさん燃やし、その中に鉄を入れます。真赤に熱くなった鉄を金槌(かなづち)で打ちながら刃物や道具の形を作っていきます。それをいろいろな技術や技法で仕上げていきます。

 私のところでは、彫刻刀、彫刻用叩きノミなど彫刻に関する刃物を専門に作る鍛冶屋をしています。父、小倉晟(あきら)68才、母フミ子63才、弟一哲36才と私39才の一家4人で仕事をしています。

 みなさんは彫刻刀を使ったことがありますか?
彫刻刀といっても、とてもたくさんの種類や大きさがさまざまで、約3000種類あります。小さいものは巾0.6m/m〜大きいものは巾60m/mぐらいまであります。使われるところもさまざまで、版画や鎌倉彫、日光彫、仏像彫刻、欄間(らんま)彫刻、神社仏閣の建築彫刻、家具の彫刻、楽器製作、自動車のデザインのもとになる木型、和菓子の木型、てん刻、野菜や氷の彫刻、能面の制作などこの他にもたくさんあります。



地鉄・鋼の接合

彫刻刀

叩きノミ

小道具ノミ

彫刻に関する刃物